【30時間プレイ感想】『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』素直に面白過ぎる!なんでもできる最高の体験【ニンテンドースイッチ】

Nintendo Switchの新作ゲーム『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を30時間プレイした感想をお伝えします。前作『ブレイス オブ ザ イルド』から約6年の時を経てリリースされたこの作品は、その期待度は非常に高いと言えます。

前作との比較

前作『ブレイス オブ ザ イルド』は約2700万本を売り上げ、WiiUの最後の作品として、またSwitchのローンチ作品として話題となりました。オープンワールドの採用や物理演算を活用したアクションは、ゲーム業界全体に大きな影響を与えました。

今作では、ゼルダシリーズの特色を持ちつつ、6年間で進化したオープンワールドの中で新しい体験を提供してくれることを期待します。

新たな4つの能力

今作では4つの新能力、ウルトラハンド、スクラビル、ドトーレ、ルーフが導入されています。これらは初期段階で紹介され、プレイヤーは地上に降りるまでにこれらの能力を身につけます。これらの新たな能力は、「何でもできる」感覚を与え、プレイヤーの可能性を広げます。

アクティビティの足し算によるゲームプレイの豊かさ

本作では様々なアクティビティが用意されており、それぞれがゲームプレイに多様性と豊かさをもたらします。作りかけのプラモデルのようなものを動かして自分好みに作ることが可能です。このような要素は、任天堂の優しさと遊び心を感じさせます。

続編としての楽しさ

続編としてのこの作品は、前作からの進化や新しい要素が追加されたことで、新鮮な驚きや楽しさを提供します。特に新たな4つの能力は、ゲームプレイに新たな次元を加え、ゲーム全体のエキサイティングさを増大させています。

ティアーズオブザキングダムの新体験

  • ハイラルの大地を歩く魅力:ハイラルの大地で自由に散歩し、マッドマックス風の車を作り、それで敵を引き倒す。ウルトラハンドを使った新しい遊び方(例:車を作って走る)など、馬での移動や歩く以外の新鮮な感覚が楽しめます。
  • 新たな能力の魅力:新たな4つの能力、特にスクラブルドは、敵を倒して得た素材を取り付けて装備を作るという新たな発見が楽しい。丸太を切って車に取り付けることや、落ちているものをそのまま武器に取り付けるといった、直感的で面倒な操作が少ないのはストレスフリーです。
  • モドレコ:新たな能力の一つで、上から石が落ちてくるのを利用して空まで上がることが可能。壁を登らなくてもゲームを進めることができ、新しいゲーム体験が可能です。
  • 空からの攻略、オープンワールドの新たなパラダイムシフト:今作では、空から攻略するという新たなパラダイムシフトが生まれました。ゲームを進める中で、空を飛ぶことの楽しさや驚きを感じることができます。

引き算から足し算へ:ゲーム性の転換

前作の『ブレスオブザワイルド』は、引き算的な要素を特徴としたゲームで、制限された4つの能力と高い自由度が特徴的でした。しかしながら、『ティアーズオブザキングダム』では新たな要素を追加する「足し算的なゲーム性」を採用しています。その結果、新たなサブストーリーやキャラクターとの交流など、前作では経験することのなかった要素が楽しめるようになりました。

前作要素の拡張と新要素の追加

  • マップ:前作から引き続きの要素はそのままに、マップが拡大され、新たに追加されたエリアでの探索が可能となりました。特に地下や井戸など、新たな探索エリアが追加されたことでゲームの豊かさが増しました。
  • ダンジョン:ダンジョンの基本的な形式は前作から変わっていませんが、新たに追加された要素によってダンジョンの遊びづらさも一部感じられるかもしれません。しかし、その詳細な部分はプレイヤーの好みに大きく依存します。

続編としての楽しさと前作との連続性

『ティアーズオブザキングダム』は、前作のキャラクターたちとの再会や物語の進行という観点から、完全な続編としての楽しさを提供します。前作と同じ世界観が描かれているため、前作をプレイしたプレイヤーはさらに楽しむことができます。その一方で、前作とは異なる新たな体験も待っています。

総評

『ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム』は、新たな体験を追求しつつも前作の要素を忠実に継承しています。新たなサブストーリーやキャラクターとの交流、マップの拡大や新要素の追加など、ユーザーが再びゲームに没頭するための新しい体験が満載されています。

その上、既存のプレイヤーにとっては、前作のキャラクターたちとの再会や物語の進行など、続編としての楽しさも十分に体感できます。新しいプレイヤーにとっては、新たなゲーム体験を求める魅力的な要素が盛り込まれています。

これらの要素は、『ティアーズオブザキングダム』がただの続編でなく、前作とは異なる新たなゲームという強いイメージを与えています。一方で、前作の『ブレスオブザワイルド』のイメージもしっかりと残されているため、前作のファンも楽しむことができます。

以上、新作『ティアーズオブザキングダム』の初回プレイの印象と気に入った要素について紹介しました。この記事が『ティアーズオブザキングダム』への興味を引き立てる一助となれば幸いです。これからも、新たなゲーム体験を求める皆様のために、さまざまな情報を提供してまいります。