『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(以下、ティアキン)には、プレイヤーが普段気付かないような細かい要素がたくさん隠されています。その一部を本記事で紹介します。
小ネタ1:ゴーレムのセリフ
ストーリーの序盤、トラ島には木こりについて詳しく教えてくれるゴーレムがいます。リンクが木を切り倒す前にゴーレムの説明を聞くと、セリフが大きく変わります。
また、川の前でイカダが壊れて立ち往生しているゴーレムがいます。昼間にその部品を勝手に使おうとすると、注意されますが、夜になるとセリフが変わります。睡眠中のゴーレムからこっそり部品を使おうとすると、再びセリフが変化します。
小ネタ2:懐かしのパラセール
前作『ブレスオブザワイルド』でハイラル王から初めてパラセールを受け取った神殿。ティアキンでは、この場所を6年ぶりに訪れると、「懐かしい柄の生地」というアイテムが手に入ります。これは、6年前に受け取ったパラセールと同じデザインの生地で、前作のファンにはたまらない演出です。
小ネタ3:カカリコ村の店のセリフ
カカリコ村には、輪っか飾りを売っている店があります。店の机に乗ると、店主に注意され、また乗るとセリフが変わります。さらに、炎系の武器で商品を攻撃すると、商品が燃えます。
小ネタ4:監視トビでの張り紙
監視トビで待機している調査隊員たちのスペースに置かれている張り紙をズームして見ると、ゼルダとリンクの似顔絵とプロフィールのようなものが書かれているのが確認できます。
小ネタ5:ゼルダのセリフ
ストーリーの冒頭でゼルダと城の地下を歩くシーンがあります。ここでゼルダに何度も話しかけると、城の地下に関する情報を教えてくれ、話しかける度にセリフが変わります。セリフは6回まで変わり、その後はループします。しかし、その後ゾナウ文明の像を見つけた後、また壁画を見つけるイベントの後にゼルダに話しかけると、新たなセリフが追加されます。また、敵が出現するシーンで敵を倒さずにゼルダが来るのを待つと、ゼルダが敵に驚き、この時だけのセリフを話します。
これらの細かい演出は、ティアキンのゲームの深みを高めています。それぞれのシーンでどれだけのディテールが作り込まれているかを知ると、その世界観に更に引き込まれることでしょう。